マキタは以前より様々な充電式草刈り機を発売してきたが、ついに今年40Vmaxの草刈り機が発売された。前回はエンジン式25mL相当モデルのMUR001Gシリーズを紹介したが、今回はよりハイパワーな30mL相当のMUR005GRMシリーズを紹介していこう。
エンジン式25mL相当モデルのMUR001Gシリーズの紹介はこちら
40vMAX草刈り機MUR005Gシリーズはエンジン式30mL相当の超ハイパワー
ハイエンドモデルであるMUR005Gシリーズは充電式でありながら、最大出力でエンジン式30mL相当の超ハイパワーを実現している。
ヒートシンク付のコントローラを搭載しており、強力なブラシレスモーターとコントローラを強制冷却。これにより重負荷作業時の熱によるモーターやコントローラへのダメージを軽減することが可能になっている。
さらに4つのモード切替があり、作業に応じて回転数(パワー)の調整も行うことが出来る。
低速モードでありながら24.5mL相当のパワーが出ることに驚きだ。
楽々ロングドライブモードを使用すれば、草の密度によって最適な回転数に自動変速してくれるので、より長時間の作業を行うことが出来る。省エネモードといっても良いだろう。
- MUR005Gシリーズは冷却機能を搭載した連続作業・重負荷作業に最適な刈払機
- 「高速」「中速」「低速」+楽々ロングドライブモードの4モード
- 楽々ロングドライブモードは作業に応じて回転数が自動変速する省エネモード
MUR005Gシリーズの気になる作業時間は?
バッテリー式で最も気になるのはこの作業時間ではないだろうか。エンジン式と違い燃料を継ぎ足すことが出来ないため、1回の充電でどれだけ作業出来るかが問題となってくる。
MUR005Gシリーズの1充電での作業時間は以下の通り(無負荷運転時)
- 高速(30mL):約25分
- 中速(27mL):約40分
- 低速(24.5mL):約55分
この数字だけを見るとかなり短いと感じてしまう。無負荷運転時での数値なので実働時間はもう少し短くなってしまうだろう。
しかし実際に高速モード(30mL)で長時間作業することはあるだろうか。よほどのことがない限りそこまで回転数は上げる必要はないはずだ。
それでも使用時間が気になるのであれば、楽々ロングドライブモードを利用しよう。草の密度に応じて回転数が自動で変わってくれるので、バッテリーの持ちは格段に良くなる。
- MUR005Gシリーズの作業時間は
高速(30mL):約25分
中速(27mL):約40分
低速(24.5mL):約55分
- 使用時間を延ばしたいなら楽々ロングドライブモードを利用しよう
3種類の選べるハンドル形状
MUR005GシリーズにはUハンドルのMUR005Gに加え、ループハンドルのMUR007G、2グリップのMUR009Gの3種類の中から自分の使いやすいハンドル形状を選ぶことができる。
個人的におすすめだったのが左右非対称のUハンドル形状だったのだが、残念ながらMUR005Gシリーズには左右非対称グリップはラインナップされていない。
- U型ハンドル、ループハンドル、2グリップの中から好きなハンドル形状が選択できる
- MUR005G=U型ハンドル
- MUR007G=ループハンドル
- MUR009G=2グリップハンドル
後方モータで最適重心バランス=水や泥、土にも強い安心設計
モーター部を後方にレイアウトすることで先端が軽い最適重心バランス。これにより軽快な操作性を実現している。
40VmaxにはこのMUR005Gシリーズの他に、先端部にモータを搭載したMUR001Gシリーズがラインナップされている。
こちらも素晴らしい刈払機なのだが、先端が重くなるためバランスが安定しなかったり、モータ部が草や地面に近い設計を嫌がる人もいるだろう。
今回のMUR005Gシリーズは後方モータのため、そういった心配はない。
さらに40Vmaxの草刈り機は雨の中でも運転可能な防水設計(ウェットガード)なので、安心して屋外での作業が可能だ。
ただし、この防水等の等級は水や粉じんによって故障しないことを保証するものではないので注意が必要だ。
- 最適バランスで操作性抜群の後方モータ
- 屋外でも安心して使用できる防水設計
- 本体(IPX4)・バッテリー(IP56)共に防水保護等級取得
まとめ
今回紹介したMUR005Gシリーズは当然充電式なので
- 始動の良さ
- 静音性
- 排気ガス無し
- 低燃費
といったメリットも残しつつ30mL相当の超ハイパワーモデルであり、一般の方からプロユーザーまで幅広い層に対して需要のある刈払機とないる。
ボタン一つで始動できるのは、草刈り作業に慣れていない一般のユーザーに最適だ。
またプロユーザーであれば、エンジン並のパワーがありながら低燃費で音を気にせず作業出来る充電式の刈払機は、様々なシーンで役立つことは間違いないだろう。
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