マキタからついに40Vmax仕様の刈払機が発売されることになった。
今回はその新商品の今後の売れ筋商品となるエンジン式25ml相当クラスである
- MUR001GRM
- MUR002GRM
- MUR003GRM
- MUR004GRM
の4モデルを紹介していこう。
40Vmax初の充電式刈払機
マキタは以前より充電式園芸工具をかなり発売してきているが、あくまでも18Vバッテリ仕様の工具がメインだった。パワーが必要な工具の場合、18Vバッテリを2本使用し36Vとして対応してきたが、今後は40Vmaxのバッテリ1本で同等のパワーを得られると考えて良いだろう。
また18V+18V=36Vはハイパワーで長時間の使用が可能となるのだ、どうしても重量がネックとなってしまう。そういった意味ではバッテリ1本で使用できる40Vmaxはかなり期待できるのではないだろうか。
その40Vmaxの中でもマキタが最初に投入してきた園芸工具が刈払機だ。
実は40Vmaxのスプリット式の刈払機が既に発売されているのだが、これに関しては先端のアタッチメントを交換することで高枝チェーンソーや高枝バリカンとして使用できるタイプとなっており、純粋な刈払機としては今回のモデルが最初となる。
- 40Vmax最初の園芸工具は刈払機
- 18V×2=36Vと同等、もしくはそれ以上のハイパワーをバッテリ1本で実現
MUR001G~MUR004Gはエンジン式刈払機25ml相当クラス
MUR001G~004Gに関しては、写真を見る限り先端モータータイプであり、形やサイズ的に18V+18V=36VモデルであるMUR368Dシリーズと同等クラス=エンジン式25ml相当と思われる。
広範囲の草刈り作業を行う際はやはり25mlクラス以上のモデルが望ましい。
今までは18Vバッテリ2本での仕様だったため、その分少し重かったのだが、今回はそのデメリットを解消しているので非常に使いやすい刈払機となっている。
また同じく近日発売となっている
- MUR005GRM
- MUR007GRM
- MUR009GRM
は後方モータータイプであり、おそらくエンジン式30ml相当のハイパワーモデルだろう。よりハイパワーを求めるならこちらのモデルをお勧めしたい。
- MUR001G~MUR004Gは先端モーターのエンジン式25mlクラス
- MUR005G/MUR007G/MUR009Gは後方モーターのエンジン式30mlクラス
- どちらも1バッテリ仕様なので重量のデメリットを解消している
モデル名の違いはハンドル形状の違い
今回の40Vmax刈払機には4種類のハンドル形状があり、以下の通りだ。
- U型ハンドル
- U型ハンドル左右非対称
- ループハンドル
- 2グリップハンドル
どのモデルがどのハンドルに当てはまるかはまだはっきりとしていないが、自分にあったハンドル形状を選べるのは嬉しいポイントだ。
ちなみに同じU型ハンドルでも左右対称モデルと左右非対称モデルがあり、左右非対称モデルはハンドルの中心が体の中心にくるため、幅広い振り幅がとれ、長時間作業でも疲れにくいのでおすすめだ。
- 自分に合ったハンドル形状を選べる(4種類)
- U型を選ぶなら左右非対称モデルがおすすめ
40Vmax刈払機の連続運転時間
今回紹介しているMUR001G~MUR004Gは18V×2モデルであるMUR368Dシリーズと同等と紹介したが、それを元に大体の使用時間を計算してみよう。
MUR001G~の標準付属バッテリはBL4040であり40Vmaxの4.0Ahだ。
MUR368Dシリーズの標準付属バッテリはBL1860Bであり18Vの6.0Ahとなっている。
MUR368Dはこれを2本使用して36Vとなるのだが、その使用時間は以下の通りだ。
これは無負荷運転時での目安だが、それにしてもバッテリ式でこの使用時間はすごいの一言に尽きる。
これを40VmaxバッテリBL4040で計算してみると
- 高速:約55分
- 中速:約1時間35分
- 低速:約4時間
この使用時間の計算はBL4040を36Vバッテリの4.0Ahとして自分なりに算出したものであって、決してマキタから公表されたものではない。あくまでも目安として考えてほしい。
※40Vmaxバッテリは36Vバッテリであり、最大出力が40Vのため40Vmaxという名称となっている。
また、これは無負荷運転時での連続運転時間なので、実際に草を刈った場合の実働時間はもう少し短くなってしまうので注意が必要だ。
- 標準付属バッテリは4.0AhのBL4040
- BL1860Bを使用した18×2=36Vよりは使用時間が短くなる
- 無負荷運転時間は実際の作業時間ではない
まとめ
今回紹介した40Vmaxの充電式刈払機はエンジン式25ml相当のパワーでありながら、重量というデメリットを完全に解消した素晴らしい刈払機となっている。
使用時間は18×2本モデルに比べて短くなるものの、実用性は間違いなく40Vmaxのほうが優れている。
また40Vmaxは本体、バッテリ共に水に強く、急に雨が降ってきても作業を中断することなく使用できるのも注目したいポイントだ。
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